こんにちは、みずまるです。
今回は、初めてのショールーム見学が無駄にならない、後悔しない使い方について発信いたします。
なぜこのようなテーマで記事を書くかと言いますと、ショールームに見学にくるお客様の中で、表面的な説明ばかりに大きく時間を割いてしまい、具体的な説明や理解が不十分のまま見学を終了してしまう場面を何度も見てきたからです。
人生で何度もある訳ではない大きな買い物が、そんなあっさり決めた内容で本当に後悔しないの!?
というか、せっかくのショールーム見学なのに、使い方がもったいない!と思う場面が何度もございました。
では、どうしたらショールーム見学が無駄にならず、有効的に使えるかをお話ししていきます。
結論 カタログやシミュレーションを活用しよう
結論から先に言います。
各水回りメーカーで提供しているWEBカタログやシミュレーション機能を活用しましょう。
あらかじめ情報に触れることで、”初見の情報をゼロから1”にしておきましょう。
見学の際は、担当スタッフが現状抱えているお客様の悩みや方向性をヒアリングして、それを改善していく提案をしていきます。
この時に、ある程度悩みや方向性が明確化していれば良いのですが、自分自身では気づいていない悩みや、何を不便と感じているかがわからない状況でご来場される方も多く、お客様のヒアリングに時間を要してしまうのが現状でした。
自分だけで悩みを発見するのは難しい
当然ですが、家を購入する経験は、何度もある訳ではないです。
ですから、自分の中で方向性を決めていくのはとても大変な作業だと思います。
更には、車と違ってキッチンのレンタルもない訳です。
現状との比較が難しく、「今のキッチンのここが不便なんだ」と気づくタイミングが少ないのも明確化しにくい原因かと思います。
例えば、食洗機を今まで使ってない家庭にとって、食洗機のない生活は当たり前です。
食洗機が自分の生活にとってどれくらいのメリットをもたらしてくれるかは、想像がつきにくいものです。
もしかしたら、そもそも選択肢として浮かび上がってこない可能性もあります。
だからこそ、ショールームで色々な発見と体験をしてもらい、今感じている悩みや不便さを再発見してほしい。
そのうえで、改善できる水回りを選んでほしいのです。
ショールーム見学だけでは限界がある
実は、ショールームで色々な発見や体験をしてもらうのにも、時間的に限界があります。
水回りを決める時期は、新築住宅の契約が済んだ後に、「それでは、家をこれから建てていきますので、水回り設備やその他仕様をを決めていきましょう!」という時です。
引き渡し日から逆算した際に、打ち合わせにかけれる時間は限られてしまうのです。
限られた時間の中で、様々なメーカーと打ち合わせ、見学を行っていきます。
ですから、一つのメーカーに対し、何度もショールームを見学する機会と言うのはほとんど無く、1回の見学で終わります。
更に言うと、各ショールームも接客時間は無制限ではありません。特にこのコロナ下では、60分や90分と時間制限を行っているショールームがほとんどです。
だからこそ、キッチン、お風呂、洗面化粧台、トイレなどを選んでいくのは、それなりのスピード感で決めていかなければいけないのです。
つまり、それなりのスピード感で進めるには、色々な体験をしてもらったり、時間をかけてヒアリングを行うのが難しくなります。
どうしてもお客様の知識量や方向性の明確さ具合に引っ張られてしまいます。
そのため、表面的なお話しだけで終わってしまう場合も出てきてしまいます。
実例を挙げると、「”IHとガス”どっちがいいだろう?」問題です。
これがもし、2口のIH(シルバー色)にしたいです。という方向性が決まっていれば、実際に2口IHを見てもらい、より具体的な説明へと進んでいけます。
しかし、これがショールームに見学した時に、「IHとガスどっちにしよう」という相談からスタートすれば、
・それぞれのメリット・デメリットからの説明
・3口と2口どっちにするか
・色はどれが人気なのか
など表面的な説明に時間を割いてしまいます。
それだと具体的な機種に関する体験が満足にできないまま、一旦これでいいかという決定になってしまうのです。
”じゃぁ、どうしたらその悩みや不満を、あらかじめ見つけ出すことができるの?”ということですが、
これこそが情報に触れて、”初見の情報をゼロから1にしておく ”ということなのです。
ゼロを1にしておくには?
色々な商品の情報に触れておこう。
食洗機を例に挙げるとすれば、食洗機という存在をまずは知ること。
更には、触りだけでも大丈夫ですので、その機能やメリット・デメリットを知っておくという事です。
・見学の段階で、初めて食洗機という存在を知り、その食洗機についての説明を受ける。
場合と
・事前に食洗機を知り、その機能が自分の生活に必要か不要かを判断。更には、どういった商品が自分の生活にマッチするかをショールームで相談する。
場合では、時間の使い方と理解のスピードが全然変わってきます。
ある程度自分の中で情報の取捨選択をしておくと、見学で本当に見たいモノ、聞きたいことに集中できるうえ、具体的な相談にも直結していきます。
情報の見つけ方
”存在を知る”つまり”わからないことがわからない”を発見するには、
カタログやシミュレーション、当ブログで発信する情報を活用
する必要があります。
「”わからないことがわからない”情報って言ったって、キッチン、お風呂、洗面、トイレは、日々進化するようなもんじゃないし、情報なんてうまれないでしょう。」
と思ってしまった読者の皆さん!
…実はめちゃくちゃ進化してるんですよ。
確かに水回り設備は、携帯電話や家電のように短い期間で大きな進化はしていきません。
ただ、こういった水回り設備は何回も交換するモノではないです。
つまり、交換までの期間が携帯や家電に比べて、かなり長いということです。
携帯電話だと、使用年数が経てば経つほど、次の交換を見据えて、自然と友人が最新機種を使っていたら、目が向いたり、CMなんかの新しい情報も無意識に取り込んでいるかと思います。
そのため、自分の中での携帯に関する情報がどんどん蓄積されていきます。
水回り設備は、家を購入するタイミングで情報を意識し始めますので、情報の蓄積というのがほとんどありません。
このままショールームに突撃しても知らない用語や情報で頭が一杯でパンクしてしまい、結局、具体的な機種やオプション品を体験しないまま仕様を決めてしまう。という事に繋がってしまうのです。
ゼロを1にするためのツール
WEBカタログの活用
各メーカーが提供しているWEBカタログを見てみましょう。新築住宅の場合、建築会社によって標準仕様というものが存在します。
メーカー、シリーズ、スタート仕様が決まっていますので、あらかじめ教えてもらい、それに沿ったメーカーのカタログを見るのがベストです。
なぜなら、このメーカーで進めようとカタログを見たのに、実はそのメーカーは使えませんでした。ってこともあるからです。
建築会社によっては1メーカーのみだったり、全てのメーカーの標準仕様があったりと様々です。そこでも建築会社による差別化が行われている訳です。
基本的には、建築会社で標準採用されているメーカーから選ぶ事になりますが、希望のメーカーがあれば打診してみてもいいでしょう。
但し、価格は同じ仕様にしても高かったり、そもそも扱えない場合もありますので、水回りメーカーに強い希望があるのであれば、そこも建築会社選びのポイントにしておくのも必要です。
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”WEBカタログを見る”と言っても、どこの何を見ればいいのかわからないと思います。
そこで、これを見ればある程度情報を抑えられる、各水回り商品のチェック表を作成してみましたので、カタログ閲覧の際に、お役に立てれば幸いです。
※各メーカーのWEBカタログへのリンクは、次の章にまとめております。
シミュレーションの活用
カタログを確認し、ある程度自分の中でイメージが出来たら、各メーカーが提供しているシミュレーション機能を活用してみましょう。
メーカーによって出来る範囲は異なりますが、自分のイメージをある程度反映したイメージ図を作ることが出来ます。
キッチンの扉色は、カラーバリエーションの豊富さと、内装の雰囲気を担うため、仕様決めの中でも一番選ぶのに時間がかかってしまいます。シミュレーションの活用で候補を絞っておくと、ショールームに行った際に、余裕をもった見学できるかと思います。
下記に、各メーカーのシミュレーションサイトへのリンクをまとめましたので、ご活用下さい。
WEBカタログ・シミュレーション
下記各メーカーの紹介ページになります。メーカーを選択するとその場所までジャンプします。
▽タカラスタンダード
▽クリナップ
▽TOTO
▽リクシル
▽パナソニック
▽トクラス
タカラスタンダード
クリナップ
TOTO
リクシル
パナソニック
トクラス
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事を読んで頂き、少しでもショールームの有効活用に繋がれば幸いです。
ずっと使い続ける商品だからこそ、知ってほしい。そんな思いで書いてます。
様々な”わからないことがわからない”を手助けする記事を書いていきますので、
納得する水回り選びをお手伝いできればと思います。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。