こんにちは、みずまるです。
新築やリフォームで洗面化粧台を検討中の方へ
各メーカーのラインナップをまとめました。
実は、ラインナップを把握することで、コスパ最高の洗面化粧台が見つけやすくなります。
見つけるための基本的なお話しについては、過去にお話しした
『コスパ最高のシステムキッチンを選ぼう』
にて詳しく説明しております。
今回は、過去記事の洗面化粧台版になりますので、
まだお読みでない方は、そちらを先に読んで頂くことをお勧め致します。
各メーカーのラインナップ
各メーカーが展開しているシリーズの立ち位置をグラフに落とし込んでみました。
ざっくりとしたグラフですが、ある程度雰囲気は掴んでいただけるかなと思います。
・高級帯に行けば行くほど、高級キッチンシリーズ。
・普及帯に行けば行くほど、価格が抑えられたシリーズ。
・新築、リフォームの両端に位置するのは、それぞれ新築・リフォーム専用商品。
※中間に位置する場合、新築・リフォームどちらも使用可能。
・シリーズ名の羅列順は価格と無関係。
※本来は、各シリーズによって、もっと細かく価格帯の位置が上下します。
ですが、今回はある程度の立ち位置が理解だければ十分ですので、より詳しく気になる方は、各メーカーのHPやカタログをご覧ください。
このラインナップを把握しておくことで、今選ぼうとしているシリーズのコスパ度合いを知ることができます。
例えば、某建築会社では、下記3つのシリーズから同価格スタートで選べるとします。
中級価格帯のTOTO オクターブ
普及価格帯のパナソニック シーライン
ハウスメーカー専用 LIXIL MVシリーズ
その際に、ラインナップを理解していれば、
なぜ中級価格帯のTOTO オクターブが
普及価格帯やハウスメーカー専用と同じ価格で選べるんだろうという疑問が生まれます。
記事冒頭の要約欄にて記載していた
3つの価格の落とし方を知っていれば、
今回の標準仕様内容はお得なのか、いまいちなのかを判断することが出来ます。
お寿司屋さんで、”うにが100円”という情報を見た時、瞬時に“安い!お得じゃん”と思いますよね。
これは、うにの本来の価値を知っているからこそ、つまり価格帯のラインナップを知っているからこそ、他のネタと比べて同じ価格で食べれるのは安いと判断できるのです。
だからこそ水回りも同じで、ラインナップを理解することで、各メーカーの標準仕様が並んだ際にお得なのか、いまいちなのかの判断ができます。
ここで注意してほしいのは、
高い価格帯のシリーズが安くなっているからお得!
逆に安い価格帯が高くなっているからNG!
という事ではありません。
特に新築であれば、
建築会社によって標準仕様がありますので、
高い価格帯のシリーズが安くなっていても、
その値下げ分、品質や仕様を落としてあったり、
逆に安い価格帯が高いのは、値上げ分、
品質や仕様をグレードアップしている場合があるからです。
重要なのは、自分が設定した価格(予算)の中で、
自分が求めているパフォーマンス(性能・品質・デザイン)が発揮できている商品はどれなのかを考える事です。
それぞれ決められた予算の中で方向性は異なります。
価格や情報に惑わされて、自分が求めていたパフォーマンスと異なる商品を選択し、後悔や失敗をしないようにしましょう。
うにが100円!
確かに価格としては非常に魅力的ですが、あなたにとって本当に選ぶ価値のあるものでしたか?
クリナップ
新築・リフォーム用
最高級価格帯 TIARIS(ティアリス)
中級価格帯 S(エス)
普及価格帯 FANCIO(ファンシオ)
普及価格帯 BGAシリーズ
普及価格帯 BTSシリーズ
タカラスタンダード
新築・リフォーム用
高級価格帯 ELEENA(エリーナ)
中級価格帯 Famile(ファミーユ)
普及価格帯 Ondine(オンディーヌ)
普及価格帯 Rejust(リジャスト)
普及価格帯 Wit(ウィット)
ハウスメーカー用 DRECIO(ドレシオ)
※ファミーユに近い、オリジナル商品です。
ハウスメーカー用 ELICIO(エリシオ)
※リジャストに近い、オリジナル商品です。
トクラス
新築・リフォーム用
高級価格帯 AFFETTO Select bowl type(アフェット セレクト ボウルタイプ)
中級価格帯 AFFETTO(アフェット)
中級価格帯 EPOCH(エポック)
中級価格帯 LESTO(レスト)
普及価格帯 Jolie(ジョリエ)
リフォーム会社専用 EJ(イージェー)
※エポックに近い、オリジナル商品です。
TOTO
新築・リフォーム用
高級価格帯 ESCUA LS(エスクワ エルエス)
中級価格帯 ESCUA(エスクワ)
中級価格帯 Octave(オクターブ)
中級価格帯 SAQUA(サクア)
中級価格帯 drena(ドレーナ)
普及価格帯 F/A/B/Vシリーズ
ハウスメーカー用 STシリーズ(エスティシリーズ)
※サクアに近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 KZシリーズ(ケーゼットシリーズ)
※サクアに近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 KCシリーズ(ケーシーシリーズ)
※Fシリーズ に近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 KEシリーズ(ケーイーシリーズ)
※Vシリーズに近い、オリジナル商品です。
パナソニック
新築・リフォーム用
高級価格帯 L-CLASS DRESSING LAYSY(エルクラス ドレッシング ラシス)
中級価格帯 ウツクシーズ
普及価格帯 C Line(シーライン)
普及価格帯 M Line(エムライン)
LIXIL
新築・リフォーム用
高級価格帯 LUMISIS(ルミシス)
中級価格帯 L.C(エルシィ)
中級価格帯 Piara(ピアラ)
普及価格帯 ESTA(エスタ)
普及価格帯 Refra(リフラ)
普及価格帯 oft(オフト)
ハウスメーカー用 MVシリーズ
※L.Cに近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 K1シリーズ
※ピアラに近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 T1シリーズ
※L.Cに近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 J1シリーズ
※オフトに近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 V1シリーズ
※オフトに近い、オリジナル商品です。
リフォーム会社専用 D7シリーズ
※オフトに近い、オリジナル商品です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
さて、今回もキッチン編と同じく、
”設定した予算の中で、最高の品質や 性能を備えた商品を見つけていきましょう!”
を目標に、満足する商品を選択できればと思います。
前回も申し上げましたが、”価格が低い=質が悪い”ではないです。
逆に“価格が高いなら良いモノだろう”という思い込みで、失敗しないためにも、
自分にとって何が必要で何が不要かを取捨選択し、
コストパフォーマンスに優れた商品を見つけるのが大切です。
“その取捨選択は、何を基準にしていけばいいんですか?”
“このメーカーのこれが良い!これがいまいち!を知りたい!”
そんな気持ちを少しでも解決できるよう、
このブログでは、元水回りメーカー社員の経験を活かし、
様々なお得な情報を発信しております。
少しでも読者の方の”わからないことがわからない”を解決し、
満足できる水回り選びのお役に立てば幸いです。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。